日常的な海との関わり。

日常的な海との関わり

海なし県の埼玉県に育ち40年以上。すっかり海との関わりは、写真を撮りに行く時ぐらいしかなくなってしまった。
 海水浴やサーフィンでもするのであれば、海に行く機会は多いのでしょうけれども、全くやらない。潮干狩りさえやらない始末だ。海が嫌いと言う事でもないはずだが。

  今夏の鳥取の植田正治写真美術館へ行く際に、折角、北陸・山陰の海岸沿いを走るのだからという事で「自然と人間の接点探し」を意識付けをし、自然の「海」と、人間と密接に係る「神社」とが接している場所を写真に収めることを今回のお出掛けのテーマとしました。 
 
  昔から海沿いに住んでいる人達は、海との際で厳しさと闘いながら、その中で恩恵に感謝しつつ永いこと毎日の日々を生活し続けています。そして、自然の厳しい環境下で生きている世界では、太古から現代に受け継がれる伝統や言い伝え、おとぎ話など数多く残されております。
 人々は、海を敬い祀り立てる。そう言った類の象徴として存在するもののひとつとして、海の中や際に立つ鳥居や社なのでしょう。


    石川県 能登半島