不均衡の中のバランス

 不均衡の中のバランス

 このフレーズがそもそも釣合いが取れていないよね。

 規則正しく並びつつ、均整がとれた羅列の中に、それを乱す物があったりなんかすると、とても楽しい被写体になる。

 一見、シンメトリーに見えるのだけれども、わざと、微妙に崩すデザインなんか最高ですね。

それとは逆に、ばらばらな配列だったり、統一感のない物の羅列が、実は遠目から見ると、規則正しく並んで見えたり、統一された物の羅列に見えたりなんかしたら、これもまた、実に楽しいわけです。

 建築素材や土木用の材料など単一的な無機質なものが多い中、それが人間の手によって、現場なりに、対応して加工されたものは実に、温かみや人間味などと言った、味が醸し出さててくるように見えるわけです。時にはユーモラスに見えたり、リズミカルに見えてみたり、作業員の苦労も見えたり。
 
 話しが脱線してしまいましたが、整っているようで整っていない。バラバラの様だけど統一感がある。そんな風景が好きで、普段探し歩いているような気がします。